リベンジポルノ

逆リベンジポルノとは?特徴や事例、対処法を弁護士が解説!

逆リベンジポルノとは?特徴や事例、対処法を弁護士が解説!
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この記事をご覧いただいている男性の方の中には、女性からご自身の性的な画像や動画を拡散すると脅されている、あるいは実際に脅されてしまったという方もおられるのではないでしょうか。

このような男性が被害者となるリベンジポルノは「逆リベンジポルノ」などと言われることもあります。

今回は、逆リベンジポルノ被害の事例や、被害に遭ってしまった場合の対処法についてご説明いたします。

1.逆リベンジポルノとは?

そもそも「リベンジポルノ」とは、一般に、元交際相手などが撮影した性行為や性器、性的な部位を撮影した写真や動画をネット上に流出させる行為を言います。

社会問題化したことから2014年にはリベンジポルノ防止法(正式名称:私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律)が定められるに至っています。

「逆リベンジポルノ」とは、上記のリベンジポルノのうち男性が被害者となっているものを指します。

リベンジポルノという言葉自体に男女を区別する意味はないので「逆」リベンジポルノというのも本来的にはおかしいように思いますが、一般に用いられることのある言葉ですので、本稿ではこの「逆リベンジポルノ」という言葉を使用していきます。

2.逆リベンジポルノの件数は?

こちらの記事でも触れましたが、男女別のリベンジポルノ被害者数は、令和3年の警察庁発表の統計によると男性が195件に対し、女性が1432件でした(統計データ:私事性的画像)。

確かに被害者が女性である事例の方が多いですが、被害者が男性である逆リベンジポルノのケースも12%程度あったことになります。

また、令和3年以前の逆リベンジポルノの件数は令和元年97件、令和2年142件でしたので、逆リベンジポルノに関する警察の認知件数は年々増加しているといえます。

3.逆リベンジポルノの特徴は?

逆リベンジポルノの特徴としては、被害者が女性である場合と比べると金銭要求を受けるケースが多い、さらに言えば加害者が初めから金銭目的で関係を持とうとしてくるケースもあるということがいえます。

たとえば既婚男性に対し、不倫の際の画像を公開されたくなかったら金銭を支払えと要求するようなケースです。

既婚男性の場合に限らず、社会的地位のある方や、芸能人などの人気商売の方など、男性の弱みにつけこんで金銭を要求するケースが多いです。

4.逆リベンジポルノは犯罪になるの?

逆リベンジポルノは、リベンジポルノの被害者が男性というだけですので、通常のリベンジポルノと同様、さまざまな犯罪に該当し得ます。

リベンジポルノには、リベンジポルノ防止法違反のほか、児童ポルノ禁止法違反や、脅迫罪、強要罪、恐喝罪などが成立する可能性があります。

特に逆リベンジポルノでは金銭要求を受ける場合が多いという特徴がありますので、財産権を侵害する犯罪である恐喝罪(刑法249条)の検討が必要になります。

恐喝罪は、被害者を畏怖状態に陥れたうえで財物を交付させたり財産上の利益を与えさせた場合に成立します。

未遂も処罰され、法定刑は10年以下の懲役です。

したがって、既婚男性に対し、不倫の際の画像を公開されたくなかったら金銭を支払えと要求するようなケースでは、恐喝未遂罪(実際に金銭の支払いがあったならば恐喝罪)が成立する可能性があります。

5.逆リベンジポルノを受けてしまった場合の対応

⑴警察へ相談

前述のとおり、逆リベンジポルノはさまざまに犯罪に該当する可能性があります。

したがって、警察に相談すれば捜査が開始される可能性があります。

⑵弁護士へ相談

加害者への損害賠償請求画像・動画の削除については、民事上の問題であり弁護士に相談されることをお勧めします。

逆リベンジポルノの被害者の方の中には、損害賠償や削除請求をしたいが自宅に連絡が来るようになっては困るという方もおられるかもしれません。

弁護士に依頼した場合、連絡窓口は弁護士になりますので、基本的に加害者側からの連絡が依頼者のご自宅に行くことはありません。

また、加害者に対する損害賠償請求までは行わないとしても、要求には応じないということをはっきり伝えることで、将来の被害を防ぐことにもつながります。

その際にも、弁護士を窓口として行うことで自宅へ連絡が来てしまうことを防ぐことが期待できます。

6.まとめ

今回は、リベンジポルノのうち、特に逆リベンジポルノについてご説明いたしました。

逆リベンジポルノであってもリベンジポルノに変わりはなく、卑劣な犯罪に対して毅然と対応する必要があります。

弊所では、インターネットトラブルの専門チームを設けていますので、お気軽にご相談いただければと思います。

投稿者プロフィール

栗田 道匡弁護士法人PRESIDENT協力弁護士
弁護士法人優誠法律事務所所属。
弁護士法人PRESIDENTの協力弁護士として、ネットトラブル等の案件を担当。
突然トラブルに巻き込まれた方に寄り添うことのできるよう尽力しています。問題の解決に少しでもお役に立てるような記事を発信していきたいと思います。

■経歴
2008年3月 上智大学法学部 卒業
2010年3月 上智大学法科大学院 修了
2011年12月 弁護士登録、都内大手事務所にて勤務
2021年10月 優誠法律事務所に参画

■著書
交通事故に遭ったら読む本 (出版社:日本実業出版社)
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